モスクワのジャパンハウスにて行われた、『三回リーチ麻雀ジャパンハウスカップ』についての模様をお届けします。
リーチ麻雀ジャパンハウスカップは3月12日と13日に、いずれも早朝から開始されました。今回は日本から日本プロ麻雀連盟のメンバーでもあり、世界リーチ麻雀選手権にて優勝経験のある山井弘プロにお起こし頂き、大会期間中にマスタークラスも開催されました。
参加者は全部で100名。ロシアの地方からも沢山参加され、中には日本人参加者もいらっしゃいました。大会1日目は朝9時にレジストレーションが始まり、弊社の遠藤代表によるオープニングの挨拶、山井弘プロによるマスタークラスがあり、続けて1回戦から4回戦が行われ、2日目には続けて7回戦まで行われました。
1回の試合時間は1時間半で参加者全員が全試合参加します。1回戦が終わる事にポイント集計が行われ、次の試合の取り組み表が決められ休憩を挟んで次の試合に挑みます。リーチ麻雀には日本式の他にもヨーロッパ式等いくつかのルールや採点方式がある中、この大会では日本式で行われています。試合時間も長く体力勝負ですが、参加者の皆さんはもくもくと日本式のリーチ麻雀の試合をしていました。
今大会の優勝者は、エカテリンブルクから参加されたユーリさんです。
会場内に審査役としていらっしゃったドミトリー カニシェフさんは、リーチ麻雀ジャパンハウスカップ、Tesujiクラブカップのオーガナイザーであり、ロシア人がリーチ麻雀をできるように、そしてプレイヤーの麻雀レベルを上げるのを目標として創設されたロシアの лига риичи-маджонга (リーチ麻雀連盟) の創設者でもあります。弊社でリーチ麻雀のマスタークラスが行われた際には、講師として参加もされています。
今回はドミトリーさんにお話を伺えたので、ご紹介します。
Q1. ロシアリーチ麻雀連盟にはどの位の参加者がいますか?
A1. ロシアリーチ麻雀連盟では20名程、Tesujiクラブでは60名程、モスクワ内だと100名程の優秀な競技者がいますが、全員が大会に出ている訳ではありません。ですから今日の参加者100名というのはモスクワからとその他の街から参加されています。
Q2. 今回の大会は過去の大会と何か異なる事等ありますか?
A2. 今回の大会には日本から山井プロを招待しました。大会両日ともに彼のマスタークラスがあり、更には山井さん本人も試合に参加されています。
Q3. 今大会にはロシア国内色んな場所から参加者が集まったと聞きましたが、詳しく教えて頂けますか?
A3. アルハンゲリスク、エカテリンブルグ、ノヴォシビルスク、べラルーシのミンスク、シンフェローポリ(しかし、残念ながら彼女は風邪をひいてしまい今日は大会に来られませんでした)、ニジニィノヴゴロド、サラトフ等から来られています。
Q4. どんな賞が勝者を待ち受けていますか?
A4. 最も重要な賞品は連盟からiPad4、iPad mini、日本商品の販売をするお店TOKYO BOOM、Tabetai からの賞、麻雀クッション、更に山井プロからキーホルダーと日本プロ麻雀連盟の公式オンラインサイト”ron2” において無料で1ヶ月間プレイできる権利、そしてリーチ麻雀ジャパンカップハウス優勝トロフィーがあります。
Q5. 最後に日本の読者の人へのメッセージをお願いします
A5. ロシアにはリーチ麻雀プレイヤーが多く存在し、その数はヨーロッパ全土での麻雀をする人口とほとんど変わりません。しかし、ロシアの広大な土地が理由で、数多くの素晴らしい競技者が全土から一同に集まる事は非常に困難なので、リーチ麻雀レベルの進歩は均等ではありません。もし私達がリーチ麻雀を日本と同じレベルに成長させる事ができるならば、それは大変嬉しい事です。現在、全世界向けの日本式リーチ麻雀統一ルールが準備されていると山井さんから聞きました。私達はその統一ルールができるのを非常に待っていますし、現在ヨーロッパでヨーロッパ式のルールの下麻雀をしている人達にとっても嬉しい事だと思います。
ドミトリーさん、有難うございました。