2012年4月、モスクワで定期開催している墨絵教室から9名の生徒たちが日本を訪問しました。
墨絵の研究会にくわえ、美術館やギャラリー巡り、京都観光など、日本の絵画や文化に幅広く触れることのできる内容でした。
水墨画家であり、国画水墨院の副会長もつとめる北澤一京氏の特別講習では、墨絵がもつ優雅で繊細な描写と、それを体現する技法に、参加した全てのロシア人が感銘をうけ、真の墨絵芸術を日本で学び得る、貴重な機会となりました。
京都では、世界遺産や名所のほか、着物、陶芸、茶道、禅、日本料理など、数々の日本伝統文化を体験しました。
日頃とりくむ芸術活動に、良い刺激とアイデアを得ることができたようです。
墨絵連盟副会長の横山ノブ子氏の研究会では、幅2mにもなる大きな和紙に、日本人グループ(1枚)とロシア人グループ(1枚)に分かれ、一つの共同作品を仕上げるという、独創的かつ意欲的な取り組みが行われました。