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HINODE JAPAN 2025:日本文化が再びモスクワへ2025.11.14



10月18日・19日、モスクワ・チミリャーゼフセンターにて日本文化総合イベント「HINODE JAPAN 2025」が開催されました。2日間で約8,000人が来場しました。会場は終日多くの観客でにぎわい、日本のポップカルチャーから伝統文化まで、さまざまな魅力にあふれた2日間となりました。

コロナ禍を経て再開されたHINODEは、今年で2年連続の対面開催となり、ロシアにおける日本文化への関心の高さをあらためて実感するイベントとなりました。

プログラムにはコンサート、ワークショップ、コスプレショー、そして日本人アーティストによるパフォーマンスが含まれていました。特に日本人アーティストのサイン会には長い列ができ、来場者の関心の高さがうかがえました。

来場者は、縁日ゾーンや合気道・居合道・空手などの武道体験、日本車展示、さらに将棋・囲碁・麻雀などのテーブルゲーム、マンガ作画やコスプレ衣装制作ワークショップ、最新ビデオゲーム体験、日本商品の販売エリア、和食を楽しめるフードエリア、伝統的な餅つき実演など、多彩なプログラムを楽しみました。


HINODE JAPANの主催者 (Hinode実行委員会委員長 遠藤伊緒里、「アチフカ」社の代表取締役 ヤシャ・ハダジ)



今年のHinodeには、在ロシア日本国特命全権大使がご来場されました。

イベントには、声優・歌手の平野綾、日本の大相撲力 士豊ノ島大樹、大喜鵬将大、現代美術家木全靖陛、変面アーティストEnishi、日本のお笑いトリオ「ビッグスモールン」、コスプレイヤー FRAN が出演しました。

力士の来訪は1960年代以来のことで、ワークショップを行い、相撲の技を披露し、ファンとのサイン会も行われました。


平野綾はコンサートやライブインタビュー、ファン交流を行い、Enishiは瞬間変面のパフォーマンスを披露しました。画家の木全靖陛は伝統的な墨絵と現代ストリートアートを組み合わせたビジュアルパフォーマンスを行い、来場者向けに墨絵のワークショップも実施しました。コスプレコンテストの審査員は、日本のコスプレイヤーのFRANが務めました。さらに、ロシアのアーティストも参加し、ワークショップや体験型セッションを通して来場者と交流しました。

日本のお笑いトリオ「ビッグスモールン」

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また、コスプレエリアは多くの観客で賑わいました。イベント内では、Hinode Cosplay Competition、チームパフォーマンス、ペアコンテストなどのコスプレコンテストが行われ、Hinode Cosplay Competition の優勝者は、春に日本の HimeconにてWorld Cosplay Summit Japan 予選の審査員として参加する予定です。

「今年の会場は明るくて快適」「とても楽しい雰囲気だった」といった声も多く寄せられました。若者から家族連れまで、幅広い世代がそれぞれのスタイルで日本文化を楽しむ姿が印象的でした。

ステージでは、奇跡の花グループによる伝統的な日本舞踊のパフォーマンスが行われ、観客は日本舞踊のワークショップにも参加し、基本的な動きや伝統的な要素を体験しました。またチナラ・ムンドゥズバエワ師範がステージで、葛飾北斎に触発されたいけばなパフォーマンスを披露しました。観客は大規模なアート作品が生まれる様子を目にしました。

来年もまた、皆さまと一緒に日本文化を楽しめる時間をお届けできることを楽しみにしています。

下記に掲載した写真から、当日の雰囲気をご覧いただけます。

著作権:©HINODE JAPAN