
東京の国立新美術館にて、第22回国際公募展「美は国境を越えて2025」が1月23日から2月2日まで開催されました。この展覧会では、墨絵を中心としたユニークな作品が展示されていました。今年は、子どもたちの作品を含む31カ国から600点以上の作品が出展されておりました。
1月23日の開会式には、展覧会の主催者である小林東雲会長と小林東晴氏のほか、台湾(今年は初めて台湾の絵画が展示されました)、ウズベキスタン、ハンガリー、タジキスタン、カザフスタンの大使館代表者が出席しました。また、トルクメニスタン大使館からの公式メッセージも読み上げられました。
展覧会の主催者である小林東雲会長が開会の挨拶を述べ、式典が始まりました。各国大使館の代表者が心温まるスピーチを行い、その感動的な言葉に小林氏は涙を浮かべる場面もありました。彼は答礼のスピーチで、参加者への感謝の意を表し、この展覧会が国々を結びつけ、世界平和の象徴となることを強調しました。
また、ウズベキスタン大使館の代表者はスピーチの中で、ロシアの著名な作家ドストエフスキーの小説『白痴』から「美は世界を救う」という言葉を引用し、このような文化イベントが国際関係の強化と相互理解の促進に貢献する重要性を強調しました。
弊社のパートナーであるロシアの文化センター「ジャパンハウス」からも、6名の画家が参加しました。Nickolay Kolyada, Yulia Matyushenkova, Tatiana Polyakova, Alina Satarova, Oleg Usov, Maria Shushpanova が出展されました。
Nickolay Kolyada氏の作品「ベールを被った女性」は、主要賞の一つである International Art Award(「国際芸術賞」) を受賞しました。この部門の投票では、展覧会の特別審査員の評価だけでなく、開会日に展覧会を訪れた墨絵を専門とする団体の代表者やアーティストの投票も考慮されました。また、Yulia Matyushenkova氏の作品「夕顔に見とるるや身もうかりひょん」もInternational Friendship Award(国際友好賞)を受賞しました。
Nickolay Kolyada氏とYulia Matyushenkova氏に加え、ロシア人のVictoriia Karpanova氏(同じく International Art Award)、Nataliya Bezvulyak氏 (Special Excellence Award)、Natalya Shimkina氏 (International Honor Award)、Tatiana Kuzina氏、Alyona Babanskaya氏 (International Friendship Award)も受賞しました。
授賞式は展覧会の審査員による歓迎の言葉で始まりました。受賞者の発表に加え、ステージでは「美は国境を越えて2025」の主催者である小林東雲会長による生演奏が行われ、世界各国の参加者からのビデオメッセージも紹介されました。式の最後には、節分の季節の変わり目を祝う「豆撒き」の儀式も行われました。